Croc-like EVA Tote, Bogg Bag Hype
アグリー? トレンディ? 万能の子育てバッグ? 理想的ビーチバッグ?
Bogg Bag ブレークの背景とは… <

Published on 10/16/2025


Bogg Bag/ボグ・バッグが発売されたのは2008年のこと。 EVA (Ethylene-Vinyl Acetate / エチレン酢酸ビニル)素材をのトートバッグの人気が急速に高まったのは、2020年のパンデミックの際。 医療従事者の間で抗菌性のある防水素材のバッグを求める声が高まり、やがて感染にナーバスになる消費者の間でも 買い物から戻る度に洗浄、消毒が出来る丈夫で キャパシティが大きなバッグのニーズが高まった結果、 売上が急増。
重い荷物にも耐え、とにかく丈夫で、スーパーでの食材買い出しから、ビーチやプール、ピクニック、ヨガクラスなど、幅広い用途に対応し、キャパシティが大きなバッグを探している女性、 特にトレンドに敏感な若い母親世代を中心に絶大な支持を集めるようになったのは2023年後半。 その人気には高まる一方で、根強い人気のクロックスのバッグ・バージョンのようなポジショニングで、どんどんユーザー層を拡大。 ジェネレーションZの間でも大人気を博しているのがBogg Bag。
サイズは、オリジナルのラージ・サイズが長さ:48cm × 高さ:38cm × 幅:24cm、ミディアム・サイズが長さ:38cm x 高さ:31.8cm x 幅:12.7cm、そして一番小さいですベビーサイズが 長さ:28cm x 高さ:21.6cm x 幅:11.4cmの3種類で、それ以外にクーラーバッグ付のワイン・ボトル・キャリアーの等も登場しているのだった。



Bogg Bag メリット & デメリット


Bogg Bagの人気の秘密は、柔軟性のあるEVA素材の防水性、シンプルなデザイン、中身を簡単に出し入れできる広い開口部、重たい荷物も持ち歩ける強度で、 オリジナルのラージサイズは、約18キロまでの荷物の持ち運びが可能。サイドに空いた穴のお陰で通気性が良く、ゴミや砂などを簡単に掃除出来、抗菌シートでの拭き取り、中性洗剤を使用しての洗い流しで、 簡単にバクテリア・フリーの状態にできるのは 幼い子供を持つ母親達や、潔癖症の人々には大きな魅力。
豊富なカラー・バリエーションも人気の一因で、穴の部分にチャームを付ければ、自分だけのオリジナル・デザインが楽しめるのはクロックス同様。 バッグ本体がしっかりしたシェイプなので、柔らかい素材のエコバッグやスポーツバッグのように倒れたり、崩れたりせず、スーパーのショッピング・カートにスッポリ収まるので、 買い物には特に便利と主婦層に大好評。 デザイン的には決して洗練されている訳ではないものの、シンプルで、以下のビジュアルのようなアクセサリーをプラスすることで、 ドリンクやスマホを便利に持ち歩いたり、パーテーションやポーチでオーガナイズするなど、どんどん機能をプラスしながら、 自分に合った使い方が出来るのもBogg Bagが絶大な人気を博す理由。
デメリットと言えるのは ラージ・サイズで2.3㎏という重量。それに中身が加わると、小柄な女性や身体に障害のある人にとっては持ち運びが辛いバッグ。 また折りたたみが出来ないことを指摘する声も多く、機内持ち込みをする場合に荷物の重量オーバーや、コンパートメントへの収納が出来ないのでは? といった危惧も聞かれるのだった。





郊外庶民の ”It Bag”?


今では、2025年のメガヒット・チャーム、ラブブにまでBogg Bagを持たせるのがTikTok上でトレンディングになっているけれど、 Boggの人気が高いのは、都市部よりも圧倒的に郊外や地方。 この人気に目を付けて、量販店のターゲットはBogg Bagとのコラボで、リミテッド・エディションのターゲット・カラー&ターゲット・ロゴ入りバージョンを発売。 ターゲットは、スタンレー・カップが大ブレークした際にも同様のコラボ企画を行っていた存在。
さらにはBogg Bagのコピーも、様々なサイズやアレンジで登場。 そしてついにはLVロゴ入りのフェイクのルイ・ヴィトン・バージョン、GGロゴ入りのグッチ・バージョンまで登場。 ラブブ同様に2025年の目玉トレンド・アイテムになってきたのが昨今。
しかしかつて大流行したスタンレー・カップが今やアメリカですっかり下火になったことを思うと、ラブブやBogg Bagのトレンドもいつまで続くかは 微妙なところ。とは言っても 丈夫なつくりのBogg Bagは、 トレンドが終わって持ち歩くのが恥ずかしい時期を迎えたら、マガジン・ラックや部屋の収納バスケットの用途で使える上に、 またパンデミックが起こった場合は、再び抗菌バッグとして活躍してくれるのだった。


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