2022年にホテル兼レジデンスとして生まれ変わるウォルドーフ・アストリア、
コンドミニアム & コモン・エリアのプレビュー
Published on 4/10/2020
マンハッタン・ミッドタウンのパーク・アヴェニュー沿いにそびえ立つウォルドーフ・アストリアと言えば、
「セレンディピティ」のような映画に登場するニューヨークの老舗ホテルであると同時に、地下がグランド・セントラル駅からマンハッタン郊外に向かう
メトロノースの列車線路と繋がっているという警備上のメリットも手伝って、長年米国大統領がNYに滞在する際のホテルに選ばれてきた存在。
そのウォルドーフ・アストリアは2014年に中国のアンバン・インシュランス・グループに20億円で買収され、
2017年3月1日をもって 改装のための休業に入って早3年が経過したところ。
1,413の客室数を誇ったウォルドーフ・アストリアは、昔ながらの古い造りのせいで
宿泊客が部屋にたどり着くまで迷路のように廊下を歩かなければならないことでも知られていましたが、
改装後には 既に5番街のプラザ・ホテルが行ったように、高額コンドミニアムのレジデンス・エリアと、
ホテルのコンプレックスになり、レジデンスの住人はホテルのサービスと共にレジデンス用のエクスクルーシブ な施設が
利用出来るようになるのがこのコンドミニアムの最大のセールス・ポイント。
加えてパーク・アベニューの50丁目というマンハッタンのど真ん中の交通の便の良さも大きな魅力になっています。
しかし国連総会が行われる9月には、ウォルドーフ・アストリア・ホテルが世界中の要人が滞在するのに加えて、
周辺の道路が閉鎖されるので「この時期はコンドミニアムに住む大金持ちでも
悪夢のような思いを強いられる」という半分ジョークでありながら、紛れもない事実の指摘も聞かれています。
ここでは、丁度ニューヨークでコロナウィルスの感染が広がり始めた2月末にセールス・オフィスがオープンし、
そのモデルルームやレイアウトが公開されたウォルドーフ・アストリアのコンドミニアム、及びコモン・エリアのプレビューをご紹介します。
写真上はレジデンス専用のエントランス。ドアマンとは別にコンシアージュのデスクが設けられ、
住人のありとあらゆるニーズに対応することになっています。
写真上はヴァレット・パーキングのエリア。ウォルドーフ・アストリアは巨大な建物で、
パーク・アベニューとレキシントン・アヴェニューの間に跨って位置していることから、
アップタウン、ダウンタウン双方向からアクセスが可能なパーキングになるとのことで、
日頃から渋滞が多いこのエリアでは それが住人のアドバンテージになることが見込まれます。
写真上、上段はコンドミニアムのメイン・リヴィング。下段の左側はエントランス・エリアのホール・セクション、右側はそのホールから
リヴィングに向かう手前の扉を入ったエリアにあるキッチン。
写真上、上段はメイン・リヴィングの一部になったダイニング・キッチン。
大理石の大きなアイランドがそのままカウンター・テーブルの役割を果たし、アプライアンスは全て最新でコンパクトなモデルが
インストールされています。
下段は、キッチンのメイン・リビングの別アングルで、左側にキッチンを臨むエリアからのビュー。
写真上、上段はマスター・ベッドルームで、下段の左はそれに隣接したウォークイン・クローゼット。
ウォークイン・クローゼットはベッドルームの両側にカップルが別々にそれぞれのクローゼットにアクセスできるように隣接されています。
下段右はゲスト用のバスルーム。バスタブは無く、シャワールームとトイレのみになっています。
写真上はマスター・バスルーム。鏡と鏡が向かい合って位置することから、風水の見地からは良くないと言われる
イルージョンが生み出されています。バスタブは1つですがシンクとシャワーは2つずつ設置されています。
写真上、一番上はスパ&ジムのホール・エリアで左側の扉の中がブルーのエリアが男性用、
右側のピンクのエリアが女性用のスパ。
写真上2段目は、そのピンクのインテリアの女性用スパのウェイティング・エリア。
写真上3段目は、男性のスパエリアのサウナとスティーム・バスの施設。
写真上はウィンドウ・シーリングから自然光がふんだんに入るインドア・プール。クラシックなハリウッド映画に登場するような
ゴージャスなプールで、プールを見下ろすメザニン・エリアがジムになっています。
写真上、一番上はバルコニーのテラス。 テラスの幅で広がるガラスのエリアがプールのグラス・シーリング。
テラスは美しくランドスケープされています。
写真上2段目はホテルの全景。高層ビルに囲まれたエリアなのでホテルからのビューは
もっぱらそれらのビルを眺めることになりますが、上階からはイースト・リバーやダウンタウンの絶景を臨むことも可能になります。
写真上3段目の2枚は、コンドミニアムの住人のみが利用できるテラスと、グランド・ピアノが置かれたコモン・エリア
全体的にインテリア・デコレーションはウォルドーフ本来の持ち味であるアールデコ系のものとなっています。
写真上は、コンドミニアムの住人が利用できるプライベート・クラブで、テラスに面したラウンジ、ファイヤー・プレースをフィーチャーしたサロン・エリア。
気になるコンドミニアムのお値段は、19階のフロアの広さ105平方メートルの2ベッドルームで475万ドルというかなり強気のお値段設定。
果たして現在のアメリカのゼロ金利を利用して購入する人々が居るかということになりますが、
過去数年の開発ブームで建設された高級コンドミニアムの売り上げが2019年の段階で40%ダウンしているとあって、
そのセールスの動向が見守られています。
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