Hair Loss, Symptoms, Causes and Solutions...
ストレス、ケミカル、エイジングが原因のヘアロス、
その抜本的対策のための知識と改善手段

Published on 5/22/2025


若いうちから髪の毛が薄くなるのは男性、それも遺伝が原因のケースが多いもの。
ところがアメリカでは1990年代から、日本でも2000年代後半から急速に増えてきているのが、若い女性のヘアロス。 アメリカでは現在ヘアロスに悩む女性は3300万人と言われ、その数は増え続ける一方。 もちろん女性でも男性でも年齢に応じたヘアロスは老化の一部として織り込み済みの現象ではあるものの、 ここ数年で増え続けているのは、未だその年齢に達していない女性のヘアロス。 すなわちストレス、妊娠や病気など身体の変化によるもの、 ヘア・プロダクトの使い過ぎや、栄養の偏り&栄養不足が原因となっているもの。
その原因と解決策についてご説明する前に、頭髪についての 簡単な知識をご説明するものとします。


まず髪についての知識を高める


人間は個人差はあるものの、平均的に約10万本の髪の毛が生えていると言われ、 日常生活の中で1日に抜ける頭髪の数は子供な50〜80本、大人なら70〜100本。 多くの人々がこれだけの頭髪が抜け落ちていることには気が付かない場合が殆ど。
1ヵ月に伸びる髪の毛の長さは平均で1.5〜2cm。これは体質、 年齢、季節によって異なり、髪の毛の成長が早いのは植物同様、温かい季節。 一度生えてきた髪の毛は、引っ張られるなどの付加効力が加わらない限りは、約6年間の命があり その間は伸び続けるもの。 しかし、生えてから時間が長く経過した頭髪、通常生えてから4〜5年が経過した頭髪は徐々にその成長を止め、 最後には抜け落ちるのが髪の毛の生命のサイクル。
新しい頭髪は新しい毛根から生えて来るものの、健康的な髪が次から次へと生えてくるのは若く、健康な人のみ。 体調やエイジングの影響で、生えて来る頭髪の数が減ったり、その髪質が衰えるのは多くの人々が経験する通りで、 その場合、細く力の無い髪質になることもあれば、太くて不均一なテクスチャーの頭髪が生えてくる場合もあるのだった。


髪は肌や爪を構成しているのと同じたんぱく質、ケラチンによって形成されており、 肌のエイジングがスタートする20代から同時にスタートするのが頭髪の老化。
個人差はあるものの女性の場合、20〜50歳までの間に失うと言われるのが頭髪全体の8〜22%。 すなわち、それまで10万本生えていた髪が、8%減った場合で9万2000本、22%減った場合で7万8000本。 失われた8000〜2万2000本分の毛根は、再び毛が生えて来ない半死状態となるのだった。
「それでも未だ8万本程度残っていれば…」と楽観的に捉えることはできるものの、 エイジングのプロセスで、頭髪は細く、弱くなっていくことから 本数で失うのは8〜22%でも、 見た目の印象で失われるのは25〜30%のボリューム。
殆どの女性は、頭髪全体の3%を失った時点で、その変化に気付き始めるとのことで、 最初に薄毛が始まるのは、通常なら分け目や、生え際。 でも、つむじや脳天付近、後頭部でヘアロスが始まった場合は 初期症状に気づかず、治療や生活改善のタイミングを逸してしまう場合が少なくないと指摘されるのだった。


ヘア・ロスの原因となるのは・・・


残念ながら現代女性のライフスタイルは、ヘアロスを早める要素に溢れていて、 主な原因となるのは以下のようなもの。

ストレス
最大の現代病であるストレスによるヘアロスには2種類があって、そのうちの1つは 「丸はげ」と言われる突発的な脱毛症。これはやがて、ストレスさえ改善されれば 徐々に回復するもの。しかし、生え変わった髪質が変わってしまうケースもあるとのこと。
2種類目は、ストレスが原因ホルモンのアンバランスで起こるヘアロス。 部分的、かつ突発的に起こる「丸はげ」とは異なり、全体的にじわじわと始まって進行し、半永久的な脱毛症状となるのがこのタイプ。


バランスの悪いダイエット
無理なダイエットをしてスリムなボディを保っていた若い女性の頭髪が抜け落ちてたという話は 決して珍しくないもの。その際、極度の低カロリー・ダイエットよりも危険と言われるのは 栄養が偏った食生活。
髪の毛を形成するのはたんぱく質なので、身体に吸収され易い動物性たんぱく質の摂取は健康的な頭髪のためには不可欠。 ベジタリアンの髪の毛の方が、エイジングに伴う劣化が著しいことからも分かる通り、 同じたんぱく質でも髪の毛のために大切なのは植物性よりも動物性。 とは言ってもハム、ソーセージ等の加工肉は逆効果。
肉に限らず、加工食品は頭髪のためだけでなく、健康と若さ維持のために避けるのが賢明です。


ヘアダイやヘアプロダクト
1970年代、未だデビッド・ボウイが20代だった頃、当時大旋風を起こしていたグラム・ロックの 貴公子として、髪をオレンジに染めたり、ブロンドに染めたりと、頻繁にヘアダイをしていたことが、 30代にしてヘアロスに悩まされる結果となり、植毛を行っていたのは有名な話。
当時に比べてヘア・ダイはかなり進歩したとはいえ、体内に入ると毒でしかないケミカル入りのヘアカラーを始め、スタイリング剤、洗浄力が強すぎるシャンプーは 抜け毛が増やす要因。 また縮毛矯正に含まれているケミカルは、発ガン性が指摘されて、海外では裁判になっているほど。 毛穴の奥まで汚れの汚れを落とし、髪がパサつかないようにするにはヘアオイルや、キャスター・オイルで頭皮をマッサージしてから、 ケミカルが混入しないシャンプーやソープで洗浄するのが一番と専門家は証言しています。


医療薬やヴィタミン
うつ病治療薬、アンフェタミン、避妊ピルなどホルモンに影響を与える薬、 心臓病や血圧の薬は、髪の成長のサイクルを狂わせるため、引いてはヘアロスの原因になるもの。 またビタミンAのとり過ぎもヘアロスの原因になるとして知られています。


環境の汚染
水質や空気の悪いところで暮らしている人はその空気中、水中のケミカルがヘアロスの原因になるといわれますが、これは稀なケース。 それでも、埃が多い環境では、埃が頭皮の皮脂と混ざり合って、毛穴を塞ぐことが懸念されています。


ブラッシングやヘア・クリップ、
ブラッシングをしてメリットがあるのは頭皮が脂性で、シャンプーを毎日しない人。 その場合は頭皮の脂分が髪全体に行き渡るというメリットがあるけれど、そうでない場合のブラッシング 特に濡れた髪のブラッシングは抜け毛が増える要因。
ヘアクリップの使用、ポニーテール等、髪を結ぶのも寝不足などで毛根が弱っている場合は 抜け毛が増える原因。


日焼け
髪が生えてくるかどうかは頭皮がいかに健康であるかが重要。 頭皮はれっきとした皮膚なので、日焼けによって頭皮の老化、劣化が進むのは言うまでも無いこと。 日焼けによって老化が早まった頭皮から生えてくる髪は 徐々に力を失い、 細く抜けやすい髪になる一方で、増えるのが白髪。
帽子を被る場合は通気性のあるものを選ぶのがポイントで、 ヘルメットのような通気性のない被り物は頭髪にはマイナス影響。 フットボールやホッケーのように、ヘルメットを被って汗をかくスポーツを長年していると、頭髪の衰えが加速すると言われるのだった。


ヘアロスの最も効果的な対策は?


ヘアロス対策で最も有効といわれてきたのはミノキシジル。これを用いてアメリカで最初に FDA(連邦食品医薬品局)が認可したヘアロス・プロダクトが 日本ではリアップというネーミングで発売されたローゲイン。 アメリカでは長年のベストセラーになっていて、市販の最強の強さはミノキシジル5%を配合したプロダクト。
ミノキシジルは血管を弛緩させ、血液の流れをスムーズにする作用があるため、血圧を低下させますが、 その副作用として体重増加、心拍数の増加、胸痛などが挙げられ、 既往症がある人々はミノキシジルの効用を理解した医師のコンサルテーションを仰いてからの使用が奨励されるのだった。
ミノキシジルを使用するほどはヘアロスが進行していない場合は、バイオティンのサプリメントを摂取して、 シャンプーをオーガニックに切り替え、定期医的に頭皮マッサージをするだけでも効果が出るというのが専門家の証言。 バイオティンのサプリメントはどれを摂取しても同じと思われがちであるものの、ブランドのフォーミュラによって 効き目が異なるのは専門家もユーザーも認めていること。 したがって複数のブランドを3週間以上トライしてて、一番髪の毛にコシが感じられたブランドを選ぶべきとのこと。
さらに、頭皮と頭髪の若返り、増毛に効果的といわれるのはレッドライト・セラピー。 その帽子やヘルメットも売り出されているほどで、これは脱毛症が悪化する前の時点で始めた方が 効果が高いと言われるもの。
ヘアロスへの全く新しいアプローチとして、アンチエイジングのスペシャリストの間で注目されているのは、 CUBE New Yorkでも紹介している One Skinが、独自に見つけ出したアンチエイジング・ペプチドを用いた OS-1 ヘア。このプロダクトは、頭皮環境を腸内環境同様にバクテリアのバランスで改善することで フケから脱毛までの問題点やエイジングによる頭皮の劣化を改善するというユニークなアプローチで ミノキシジルとの併用も視野に入れた開発がされた点でもユニーク。
しかしどんな対策を講じる場合でも、十分な睡眠、栄養バランス、ストレスの無い生活がまずは大切で、 そのインフラがあってこそ 対策が効果を発揮すると言われています。


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