in Church Missions House
チャーチ・ミッション・ハウス内にオープンした
フォトグラフィスカのスタイリッシュ・レストラン ” ヴェロニカ”
Published on 1/24/2020

マンハッタンのパーク・アベニュー22丁目のコーナーに位置するのが1894年建造の由緒あるランドマーク・ビルディング、
チャーチ・ミッション・ハウス。
過去何年にも渡って 様々なビジネスがこのクラシックでエレガントな建造物のコマーシャル利用を試みてきたと言われますが、
それを実現したのがスウェーデンのフォト・ミュージアム、Fotografiska / フォトグラフィスカ。
ミュージアムと言いながらも、ギャラリーに近い前衛的なヒップさで知られるフォトグラフィスカですが、
そのアメリカ発のブランチとしてオープンしたのがチャーチ・ミッション・ハウス内のフォトグラフィスカ NY。
そしてその2階フロアにオープンしたアップスケール・レストランがヴェロニカ。
天井6メートルという圧巻のスペースは、北欧系のクラシック・インテリアでありながら、都会的で大人のエッジが感じられる空間。
ここのデザインを担当したのは、今ニューヨークのみならず 欧米でラグジュアリアーな商業空間デザインで最も定評がある
Roman & Williams / ロマン & ウィリアムス。
ニューヨークではレストラン、Le Coucou / ル・クク、La Mercerie / ラ・メルセリー等のレストランを手掛けて多大な評価を受ける
ロマン & ウィリアムスがその持ち味を生かしたリッチで、素材とクラフトマン・シップにこだわるエレガントなダイニング・ルームをクリエイトしています。

チャーチ・ミッション・ハウスは、前述のように由緒あるランドマーク・ビルディングなので、その改装や修復には
法律による手かせ足かせが付き物ですが、
ローマン&ウィリアムスはそのオリジナル・テイストを非常に気に入ったとのことで、
出来る限り1894年来のオリジナル・ストラクチャーを残しながら、ヨーロッパのグラン・カフェのイメージでヴェロニカをデザインしたとのこと。
アーチを描くホールウェイや、ブラスのシャンデリア、ヴェルヴェット素材のバンケット、レザーのスツール等、
インテリアの全てが21世紀のニューヨークを感じさせながらも、19世紀の北欧のゴージャスなホテル内にタイムトラベルしたような
雰囲気を演出しています。
1月初旬にオープンしたばかりのヴェロニカは、全146席。
オープンと同時にニューヨークで最も予約が難しい大人気レストランになっていますが、
そのレストランの運営とマネージメントを担当するのが 今全米で最もサクセスフルなレストランター、
スティーブン・スター率いる スター・レストラン・グループ。
前述の ル・ククに加えて、ブッダカン、アップランド、クロック・タワー等、数多くのサクセスフルなレストランを手掛ける
スター・レストラン・グループは、様々なビジネスとのコラボレーションでも知られる存在。
ストックホルムからスタートし、世界各都市にフォト・ミュージアムを構えるフォトグラフィスカとのコラボは
このニューヨークが初めてとなっています。




スター・レストラン・グループがヴェロニカのシェフとして白羽の矢を立てたのは、元レインボー・ルームのシェフを務めていたイギリス人シェフ、ロバート・エイキンズ。
彼の双子の兄、トム・エイキンズもセレブ・シェフとして知られますが、
ロバート・エイキンズがヴェロニカでクリエイトするキュジーヌは、フランス、ウィーン、およびイースタン・ヨーロッパの影響が色濃い
ノスタルジック・クラシック。シュニッツェル、キャヴィアを添えたポテト・ピロギー、ビーフ・ストロガノフ、ラム・グーラッシュ等で、
世界中の料理が溢れるニューヨークでも 最近あまり見られなくなった伝統的な東欧&北欧料理。
デザートも同様にヨーロピアン・クラシックが揃っていて、
バームクーヘンやロシアのレイヤー・ケーキ ”メドヴィック”、そしてフランベで仕上げるオムレット・ノルヴェジエンヌ等、
本場の味わいを提供しています。


フォト・ミュージアム、フォトグラフィスカは3フロア、合計4180平方メートルのエキジビジョン・スペースを誇り、レストラン・ヴェロニカ以外にもカジュアルなカフェ、
ギフト・ショップ、イベント・スペースを備えた地上5階のコンプレックス。
エキジビジョン・スペースはフォトグラフィスカ独特のキュレーションとプレゼンテーションで、
オープニング直後から行われているのは女性ベテラン・ファッションフォトグラファー、エレン・フォン・アンワースのエキジビジョン。
アートとカルチャーを同時にアピールする作品が目立っています。


ヴェロニカの営業時間は日曜〜水曜が午後5時から午後10時まで、木曜〜土曜が午後5時から深夜零時まで。
今後ランチとブランチのサーヴィングがスタートする予定。
フォトグラフィカ・ニューヨークの休館日はサンクスギヴィング・デイとクリスマスだけで、入館料は一般が28ドル、学生&62歳以上のシニアが18ドル、12歳以下は無料。
営業時間は日曜〜水曜が午前9時から午後11時まで、木曜〜土曜が午前9時から深夜零時まで。
Veronika @ Fotografiska New York
281 Park Avenue South, New York, New York
Tel:(646) 993-6993
Website: https://veronikanyc.com/ ,
https://www.fotografiska.com/nyc/


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