Mineapolis's Cult Burger, Juicy Lucy NYC Version

パティの中にチーズ!不健康でもニューヨーカーが夢中のカルトバーガー
ジューシー・ルーシーが大人気のウィットマンズ

Published on 09/3/2021


パンデミックに突入して多くのレストランがデリバリーで生計を立てていた中、 そのデリバリーでの大繁盛しが伝えられたのがここにご紹介するウィットマンズ。
ウィットマンズの第1号店がマンハッタンのイースト・ヴィレッジにオープンしたのは2010年のこと。 今では写真上と下のハドソン・ヤーズ店を含む3店舗を構えるオーナーは列記としたネイティブ・ニューヨーカー。 でも店のシグニチャー・ディッシュになっているのはミネソタ州ミネアポリスから生まれた カルト・バーガー、その名も ”Juicy Lucy/ジューシー・ルーシー”。 これはバーガー・パティの中にチーズをスタッフィングしたもので、 チーズバーガーのようにパティの上でチーズがとろけるのではなく、パティの内側でその肉汁とミックスしてとろけたチーズが味わえるリッチなバーガー。 レシピにより異なるものの、平均的で約670カロリーという超高カロリーで、脂肪分も多く、ビッグマックがヘルシー・フードに思えるような不健康ぶりであるものの、 デビュー以来高い評価を得て、あっという間に果たしたのがNYのベスト・バーガーの仲間入り。
特にパンデミック中は 「せめて食べたいものを食べないと やって行けない」というメンタリティも手伝って その人気を持続しており、更に口コミやソーシャル・メディアを通じて新たなファンも獲得しています。







ウィットマンズのジューシー・ルーシーは、ミネソタ州で人気のオリジナルをニューヨーク・ヴァージョンにグルメ・アレンジしたもの。 使っている牛肉はシェイクシャックのビーフ・パティをクリエイトして一躍有名になったパット・ルフリータのもの。 NYの一流レストランにも肉を卸す同店のビーフの中でも脂肪分が多いショート・リブを用いてジューシーなパティが特別にクリエイトされ、 その薄い2枚のパティで挟む形でスタッフィングされたチーズは、肉の風味とのマッチや食感、溶け具合を 様々なチーズで吟味した結果選ばれた ピメント・チーズ。 それにトマト、ビブレタス、キャラメライズド・オニオン、スパイシー・ピックル、スペシャルソースをレイヤーにしてセサミ・バンズで挟んだもの。
同じコンセプトでスタッフィングをブルーチーズにしたのが”Bluisy / ブルージー” で、レタスの代わりにアルグラを用い、 ピクルスもスパイシーでないサワーバージョン。
その他にも肉をターキーやラムに変えたものから、ベーコン・エッグ・チーズを挟んだもの、アヴォカドとグリーンチリを挟んだもの、ヴェジー・バーガーまで14種類の バーガー・ラインナップが楽しめるのがウィットマンズの魅力。 しかしながら多くのリピーターが他のバーガーをトライしたいと思いながらも やっぱりオーダーしてしまうのがジューシー・ルーシーで、 ウィットマンズでの売り上げNo.1 の大ヒットアイテムになっています。





他にもフィラデルフィア名物のチーズ・ステーキ・サンドを真似た ”イースト・ヴィリー・チーズ・ステーキ”(写真上、上段左)や、 ”食パンで挟んだチーズバーガー” とも言える3種類のチーズを用いたパティ・メルト(写真上、上段右)は バーガー派でない人に人気のアイテム。 でもそんなバーガーやサンドウィッチ類の前のアペタイザーとして頻繁にオーダーされるのがアイスバーグ・レタスに ブルーチーズ・ソース、クルトン、ベーコンをタップリトッピングした超高カロリーのウェッジ・サラダ(写真上、下段左)や ビヤホールで出されるようなローカル・ビヤー・ソーセージ(写真上、下段右)。
ウィットマンズほどのリッチなハイカロリー・フードになると、 来店客もデリバリーをオーダーする人も「今日は徹底的に不健康フードを食べる」と決めて、 日頃の健康的な食生活の解禁日と考えている人も多いだけに、 それを熟知している店側も あえてヘルシーで味気ないアイテムをメニューに加えようとしない潔さ。 ウィットマンズでは野菜ディッシュも徹底的に高カロリーかつ、 ヤミツキになるような味わいで、ありとあらゆるものが揚げ物。
バーガーに付き物のフレンチフライ(フライド・ポテト)が揚げ物なのは当然であるとしても、 ウィットマンズ名物はそれにブルー・チーズのトッピングが掛かっている ブルーチーズ・フライ。 フライド・ポテトにチーズ・トッピングはアメリカでは珍しくないとは言え、更にカロリーと脂肪分、塩分、不健康さが増す食べ方なのは言うまでもないこと。







同じくフライドポテト系で人気なのは、ハッシュドポテトの小さなコロッケ状と言えるターター・トッツ。 表面のカリッとした食感がフレンチフライよりも味わえるので、こちらも人気のサイド・ディッシュ。 その他にスウィート・ポテト・フライ、オニオン・リング、しし唐のフライ等、ことごとく油で揚げてたディッシュが並ぶけれど、 忘れてはならないのがフライド・ピックルス。 ピクルスのフライはアメリカ南部では良く見られるもので 丸ごと揚げるか、そのスライスを揚げるかの2種類。 ウィットマンズのものはスライスに衣をつけて揚げて ソースにディッピングして味わうスタイルで、やはりヤミツキになる人が多いのがこのディッシュ。

これだけ脂肪分が多い食事の後のデザートとして用意されているのは、ブルーマーブルのヴァニラ・アイスクリームもしくはミルク・シェーク、 自家製のオーガニック・チョコレート・チップ・クッキー、もしくはそのクッキーにアイスクリームを挟んだもの。 シンプルながらもダメ押しの高カロリー、高脂肪に加えて、食事の最後に血糖値を跳ね上げくれるラインナップ。
でも前述のようにウィットマンズの食事を味わうニューヨーカーは、 徹底的に不健康フードを悔いなく、美味しく食べようと腹を括っている人達。 なのでバーガーと揚げ物で簡潔に埋め尽くされたメニューこそが 同店のアトラクションになっています。

Whitmans
331 10th AvenueNew York, NY 10001
TEL: (212)837-1416
ウェブサイト:https://whitmansnyc.com/



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