Tom Brady Cloned His Dog That Died in 2023…
トム・ブレイディが2年前に死去した愛犬をクローン化!?
既に富裕層が利用するペット・クローンの価格とリスク

Published on 11/13/2025


アメリカで11月2週目に大報道になったのが、NFLレジェンドでスーパーボウル・チャンピオンに7回輝いたトム・ブレイディ(48歳)の 新しい飼い犬が、2023年12月に死去した愛犬のピットブル、”Lua/ルア” のクローンであるというニュース。
ルアが死去したのは、彼がスーパーモデル、ジゼル・ブンチェンと離婚した翌年で、婚姻期間中には犬好きのジゼルも 溺愛していた存在。そのルアから生前に摂取した血液によって作り出されたのが、写真上右のジュニー。
ジュニーはルアの死後間もなく クローン化されており、2年が経過してから公表されたのがクローン、ジュニーの存在。 ブレイディ以外にも、2017年にはバーバラ・ストライザンドが愛犬サマンサの死去に伴いクローン化を行った他、 パリス・ヒルトンも2022年に行方不明になった愛犬、ダイヤモンド・ベイビーを2匹の仔犬でクローン化しており、 それ以外にもアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領も、愛犬を複数回クローン化したと認めているとのこと。
富裕層の間では、既に利用者が増えつつあるのがペット・クローンなのだった。



ザッカーバーグが現在建設中の巨大プライベート・コミュニティ


ブレイディの愛犬のクローン化を行ったクローサル・バイオテック社は、テック起業家のとハーバード・メディカルスクールの遺伝子学者が、絶滅動物の復活を目的に2021年に設立した企業。
今年4月には 約13,000年前に絶滅したと言われるダイアウルフのクローン化に成功しており、 ダイアウルフは 現存するオオカミよりも遥かに大きく、クローン化のプロセスで 白く、長い毛を持つことが判明したとのこと。 そのクローン化は、まずダイアウルフの遺伝情報を組み立て、現存するイヌ科動物と比較することで、ダイアウルフ特有の遺伝子を特定。 そして現存するオオカミからダイアウルフに最も近い遺伝子細胞株を選別し、それを編集してから、犬を代理母にしてクローンが誕生したとのこと。 ダイアウルフのクローンは3回の出産で3頭がクリエイトされ、そのうち2頭は既に1歳を迎えているのだった。
クローサル・バイオテックは、マンモスの復活にも取り組んでおり、今年夏には同じく絶滅した鳥、ドドを復活させる目途がたったことを発表。 ちなみにトム・ブレイディは 単にクローサル・バイオテック社にクローン製作を依頼したクライアントではなく、同社のインベスターとして名前を連ねているのだった。



決して安くない費用とリスク


コロッサル・バイオサイエンスは、ブレイディのクローン・ドッグが大きく報じられた週に、 アニマル・クローニングの大手で、前述のパリス・ヒルトンらのクローンを手掛けた Viagen/ヴァイアジェンに買収されたばかり。 そのため2年前にクローン化されたブレイディの愛犬のことが、今のタイミングで公表されたのは、ヴァイアジェンのペットクローン・ビジネスのパブリシティ獲得が目的 と言われるのだった。
多くのペット・オーナーの最大の関心事は、果たしてどの程度のコストが掛かるであるけれど、犬や猫のクローン化の御値段は5万ドル。 しかし完全に以前のペットと同じにはならないとのことで、加えて長生きをする保証が無いのも依頼者にとってのリスク。
それでもアメリカは離婚の際に 子供の親権よりも深刻な争いになるのがペットの親権。 ペットの葬儀には人間並み、時にそれ以上のお金を掛けたり、死亡したペットの骨や眼球等を ジュエリーを含むオブジェにするビジネスも登場しており、 死後も愛するペットを様々な形で残そうとするオーナーが非常に多いのは周知の事実。
ブレイディ自身は、「愛犬を失った喪失感を埋めて、愛犬に愛情を注ぐセカンド・チャンスが得られる」と語り、 クローンがペット・オーナーを救ってくれるとコメント。人間のクローンのように モラルの問題が絡まないとあって、 今後ペットのクローン・ビジネスが拡大するとの声が聞かれているのだった。


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